わたしはあの女(ひと)の声を聞いているその声のなかからいのちが甦るのを感じている (「その声はいまも」)戦争、災害、そしていま――。語りえないさまざまな声のひびく流れの底に身をひたし、時代を越えて生のかたちを自他に問い、歩いてゆく。朝日新聞「天声人語」に掲載された表題作を収録、11年ぶりの新詩集。
本体2500円+税 A5判変型上製・110頁 ISBN978-4-7837-3561-8 2017年3月刊