わたしの母は朝露の透明に輝く玉のひと粒ひと粒に宿っている(「母樹へ」)母なる樹から落ち、土に還っても、葉の思いはつながっている。痛みも輝きもありのままに、ひと粒ひと粒のいのちから虹色のうたが立ちのぼる。ゆたかに茂った新詩集。
本体2400円+税 A5判上製・110頁 ISBN978-4-7837-3552-6 2016年12月刊