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新刊情報

駒ヶ嶺朋乎『系統樹に灯る』


エウレカ!


強く空気を振動させて
肉厚の花弁、即興の管楽器が夜を奏でる
音が届くより少し前に、耳介にじわりとくるあの感覚は何のため
(「よすみの耳で以て夜をひらく」)

「ミラーニューロンが分布する脳領域の一部がヒトで言語野に発達しているという仮説がある。言語が発される時、他者がいようがいまいが、他者の理解という鏡を介して成立するということだ」(あとがき)。古今東西、縦横無尽に読む行為。言葉の正体を突きとめたい。冒険の新詩集。装画=宴車

本体2200円+税
A5判変型並製・100頁
ISBN978-4-7837-3549-6
2016年10月刊

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