批評と詩の両輪で
その崖下の道を通るとき
彼女はいつも
十歳の少女に戻っていなければならない
(「崖下の道」)
「内面に向かうモダニズムの感性とアジア・アフリカと広がる連帯感、女性なるものの根源へ遡る想像力」(水田宗子)。『風の夜』(丸山豊記念現代詩賞)、『仮面の声』(現代詩人賞)、『神々の詩』、『崖下の道』他から、フェミニズム批評と現代詩の一線で活動してきた著者の80年代以降の作品を中心に集成。
解説=大岡信、麻生直子、中村純
本体1,300円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1002-8
2016年10月刊
