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近藤洋太『辻井喬と堤清二』


戦後を生き抜いた詩人の宿命と謎


辻井喬と肩を並べる経営者はいるだろう。彼より優れた詩人はいるだろう。けれども辻井喬のように宿命的に経営者であり、かつ詩人であったような人物は、空前にして絶後なのだ。
(第10章「辻井喬の遺業」)

〈堤清二〉と〈辻井喬〉、二つの貌が生まれた思想的端緒とは何か。最晩年のインタビューや証言、作品の精緻な読解をもとに、辻井喬が生き抜いた戦後に伴走し、人間存在の不条理に切り結ぶ詩精神を問い直す。渾身の長編評論。装幀=佐々木陽介

本体2300円+税
四六判上製・236頁
ISBN978-4-7837-3806-0
2016年10月刊

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