酔いどれ詩人のまなざし
すたすたすた
だったよなあSよ
たんたんたん
だったよなあAよ
Hはぺったぺったで
Jはどんどんどんだったろうか。
(「雨言葉」)
「くれおじゅんは、よいどれのしをかきつづけてきた。(…)しをいしきしているのに、しをおもわせずしをかいている」(司修)。よれよれぼろぼろの表現に関しては右に出る者なし。『めし屋のみ屋のある風景』から『地球の上で』まで、死者を想い人間を見つめる詩人の生。
解説=秋山清、堀切直人、原満三寿、長嶋南子、久保隆、八木幹夫
本体1,300円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1005-9
2016年7月刊
