もう希望をかなえるのを許されてもよいのではないか。イタリアのアッシジという町の名を心に留めてから二十年も経っていた。(「ほとりにたたずむ」)人、モノ、風景、生、死。存在の最深部へ注がれた慈しみの集積。パヴェーゼの目を閉じる子に導かれて……はじめてのエッセイ集。装画=伊藤武夫、装幀=稲川方人
本体2200円+税 四六判上製・130頁 ISBN978-4-7837-3900-5 2016年4月刊