換喩がズレによって書かれるのにたいし、減喩はすくなさによって書かれる。いずれも作者の脱主体化、もっというと自己消去に関連している。(あとがき)詩の現在、その真髄にひそむ“減喩”とはなにか――。鮎川信夫賞受賞『換喩詩学』に次ぐ詩論集。江代充論など注目論考を収載。装幀=奥定泰之
本体3,800円+税 四六判並製・410頁 ISBN978-4-7837-3802-2 2016年3月刊