松本秀文『環境』

7年ぶりの新詩集
7年ぶりの新詩集
観覧車だけしかないような
灰色の街
うしなわれた歌たちが
僕と君の影を静かに見送っている
(「二十一世紀に滅びなく恋愛は通過してゆく」)
近代詩も戦後詩も、すべてぶち込んで、松本秀文鍋で詩が煮えたぎる。パロディや引用という概念を蹴飛ばして、破格のスケールで立ち上がる、『白紙の街の歌』以来、7年ぶりの新詩集。A4判200頁。装幀=中島浩
本体3000円+税
オンデマンド版(ペーパーバック)・200頁
ISBN978-4-7837-3514-4
2015年11月刊