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平田俊子『戯れ言の自由』


人のこころを慰めるのは
花ばかりではない
油断すると指を傷つける
小さく危険なものにさえ
人はこころを遊ばせる
(「美しいホッチキスの針」)


お湯はいつでも沸かしておこうよ、誰も帰ってこない日も――。不確かな日々が求める、こころを少し明るくするもの。日本語という小さな舟がひとの思いを運んでいく。鋭くもしなやかに、全身でともすことばの灯り、詩28篇。装幀=毛利一枝。好評重版。

本体2,300円+税
A5判変型上製・144頁
ISBN978-4-7837-3500-7
2015年10月第1刷 2016年8月第2刷

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