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颯木あやこ『七番目の鉱石 seventh ore』


第26回日本詩人クラブ新人賞


ちいさな心臓の像を拾えば
錬金するのではなく
火種に と願う
(「ニケ」)


「不毛と豊饒がめまぐるしく入れ替わる女性性を生きなければならない「わたし」の変幻きわまりないイメージ」(野村喜和夫)、「美と情念の爪によって善悪の皮を剝がされたウサギ……あるいは、大人になりかけた少女の瑞々しくも酷い裸体のようだ」(伊武トーマ)。黒曜石の切っ先が夜空を裂いて、傷口から光と闇の多元の変奏がはじまる――。新たな出発を告げる第3詩集。装幀=北澤眞人

本体2,200円+税
A5判並製・96 頁
ISBN978-4-7837-3485-7
2015年8月刊

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