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三角みづ紀『舵を弾く』

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奏でられるままに


もうすぐ聞こえるから
黙っておいて。
あたたかくたゆたったまま
ずっとずっと黙っておいて。
(「呼ばれる支度」)


屋根をたたくものはなに? 窓を鳴らすものはなに? わたしを揺らすものはなに? ほらここにも詩の庭ができる――最年少での萩原朔太郎賞受賞から2年、移動を日常としながらつねに新しい言葉を模索する。それは詩の場所をつくる試み。35篇からなるさらなる飛躍の新詩集。装画=植田志保

本体2,000円+税
四六判並製・110頁
ISBN978-4-7837-3483-3
2015年7月刊

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