セクシャルで打切棒な存在として あの古い泳法を思い出しながら 死ぬまでを 偶然に生きるのだ (「無名」) 「稀に自らの内側で日常の感覚とは離れて、ほんの微かに言葉に似た産まれたてのものが忘れかけた遠い体感としてもぞもぞし始めるときがある」(あとがき)。ふと思い出される、ひとや情景の佇まい。扉の先へと転がっていく、35篇の詩。装幀=近藤祈美栄
本体2,500円+税 A5判並製・134頁 ISBN978-4-7837-3434-5 2014年9月刊