宮尾節子『明日戦争がはじまる』

いま、ここに、詩が、ある
いま、ここに、詩が、ある
たとえば。アートがきせいの、かちやいちの、はかいなら。そのようなあらぶる、ちからが、あらしたばしょを。そして、おかげで、すっかり、ひとけのなくなった、ばしょを。ちんこんし。もとのかち、もとのいちに、もどそうとする。ひとのいばしょを、とりもどそうとする、ちからが、もとめられているのでした。ここでは――
(「石巻ボランティア日詩」)
大反響を呼んだ表題作「明日戦争がはじまる」をはじめ、「石巻ボランティア日詩」や「ツイッター連詩」など、生活とともにある詩の言葉を見つめてきた詩人の近作を集成する。42篇収録。話題騒然の最新詩集!
本体1,500円+税
A5判変型並製・172頁
ISBN978-4-7837-3438-3
2014年7月刊