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鈴江栄冶『視線論』

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注ぐものは 透過する


通過し 来る 光に
由らない 光である
(「光視」)

「速やかに流れるようでもあり、激しく切断されているようでもある、不思議な言葉の群れ。しかしそこに明滅する美しくもまた不穏な光は、どこからくるのであろうか。おそらくそれは言葉に注がれた詩人の眼差しが私たちの失われた記憶に密かに触れているからなのだ」(建畠晢)。美術と詩のはざまで書き綴られた稀なる書物。

本体2,500円+税
A5判並製・126頁
ISBN978-4-7837-3408-6
2014年6月刊

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