現代詩文庫『続続・荒川洋治詩集』
.jpg)
現代詩作家の挑戦
現代詩作家の挑戦
小枝の落ちた敵地は
濁るばかりだ
話にならない一角
魅力も特徴も性格もない一角で 位置につく
(「北山十八間戸」)
『一時間の犬』から、『渡世』『空中の茱萸』『心理』をへて、鮎川信夫賞受賞『北山十八間戸』まで。詩の形をした文学作品へ、アルチザンの未踏の軌跡を収める。
解説=辻原登、福間健二、蜂飼耳、森本孝徳
本体1500円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1020-2
2019年6月刊
小枝の落ちた敵地は
濁るばかりだ
話にならない一角
魅力も特徴も性格もない一角で 位置につく
(「北山十八間戸」)
本体1500円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1020-2
2019年6月刊
わたしは沈黙をしるす終身書記だ
(「詩的霊感について」)
本体2500円+税
A5判並製・178頁
ISBN978-4-7837-2786-6
2019年5月刊
スラングの発音が一発の銃声の重みをおびる国がある
(「Afro Blue」)
本体2400円+税
A5判変型上製・106頁
ISBN978-4-7837-3654-7
2019年5月刊
影のない街で逃げつづけるぼくらわたしらは
(いつも一人で
橋のない川の向こうに街灯りを見つめている
(「胡桃(くるみのとき」)
本体2400円+税
A5判上製・128頁
ISBN978-4-7837-3653-0
2019年4月刊