粟津則雄『西行覚書』
俗と聖と美のドラマ
俗と聖と美のドラマ
惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは身を捨ててこそ身をも助けめ
かくしてここには、自己からの離脱と自己への集中との、時とともにその度合を増す、鋭く緊迫した、激しい精神の劇が見られるのである。
(「12」)
本体2800円+税
四六判上製・304頁
ISBN978-4-7837-3801-5
2016年2月刊
惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは身を捨ててこそ身をも助けめ
かくしてここには、自己からの離脱と自己への集中との、時とともにその度合を増す、鋭く緊迫した、激しい精神の劇が見られるのである。
(「12」)
本体2800円+税
四六判上製・304頁
ISBN978-4-7837-3801-5
2016年2月刊
本巻に収められている諸作は、これまでの対象を他者にもとめてきた批評作品とは異なり、粟津氏がつねに自己と向き合い、自己に問いかけながら生まれてきた独白によって構成されている。長年の内省によって育まれてきた言葉の数々が驚くほど味わい深い、豊饒で成熟した独白となって溢れ出ている異色の断想、随想集である。
(解説=西村 眞)
本体7,800円+税
菊判貼函入・624頁
ISBN978-4-7837-2370-7
2016年1月刊