2023年10月27日発売 現代詩手帖11月号
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【特集】世界のなかの左川ちか
◎対談
菊地利奈+中保佐和子 左川ちかの翻訳をめぐる〈詩の進化〉
◎作品
唐作桂子 失はれた遊園地 AT A LOST LUNA PARK
青柳菜摘 みどりの揺籃
カニエ・ナハ 青木緑子
小磯洋光 My Life as Music in a Chambe
(誌面構成=佐野裕哉)
◎論考
エリス俊子 飛び立つ、左川ちか 翻訳と転生
中村和恵 ジャズ、エロス、投げられるわたし 左川ちかのミナ・ロイ
森山 恵 言語とともに廻転する生きものたち
島田 龍 左川ちかの翻訳/左川ちかを翻訳すること 複言語としての詩の可能性
【特集】『私の女性詩人ノート』を読む
◎対談
たかとう匡子+文月悠光 個を生きる、不条理の時代に 『私の女性詩人ノート』三部作をめぐって
◎論考
小池昌代 戦争の作品化と〝遅れ〞について
時里二郎 ポエジーの種火を求めて たかとう匡子『私の女性詩人ノート』をめぐって
河津聖恵 詩への情熱が紡いだ星座
松尾真由美 女性詩人たちから女性たちの生き方へと
◎巻頭詩
杉本真維子 黒目川、膝折、 第31回萩原朔太郎賞受賞第一作
◎連載詩
高橋睦郎 あくまでも狂言 ウィリアム・シェイクスピアに
川満信一 寿限無 寿限夢 言語破れて国興るか
平田俊子 まあ、よかあ なにが詩それが詩
山尾悠子 無限の図書館 鏡の中の鏡
井戸川射子 地をかき混ぜ、土に風通し いい運搬
◎連載
蜂飼 耳 代弁する声と構成意識 野崎有以 詩の現在へ
高良 勉 アイヌ民族現代詩へ 琉球弧から・最終回
桑田光平 黒い火山、あるいは詩の大地 セシル・クロン 声を集めて――フランス語圏の詩人たち・最終回
野崎有以 そごう・西武労働組合によるストライキの実施を支持する 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]最終回
◎対談合評
峯澤典子+山田亮太 変化しつづける未来へ 新人作品合評
◎書評
豊﨑由美 一、二、三、詩〜っ 広瀬大志『毒猫』
広田 修 ロゴスとピュシス 山本育夫『ことばの薄日』『こきゅうのように』
渡辺めぐみ 神への宣誓書 安俊暉『灯心草』
荒木時彦 詩論における、好き嫌い 髙塚謙太郎『詩については、人は沈黙しなければならない』
赤司琴梨 修復と越境 大崎清夏『目をあけてごらん、離陸するから』
◎月評
北川朱実 清冽な地下水に触れた 詩書月評
一方井亜稀 やがて消えゆく 詩誌月評
笠木 拓 くるしみの花器にこそことばを 染野太朗『初恋』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 まなざしの切実さ 山口昭男『礫』、野名紅里『トルコブルー』 到来する言葉[俳句]
◎新人作品
11月の作品
表紙・扉・目次写真=マーサ・ナカムラ
表紙デザイン=中島 浩
定価1430円(本体1300円)
次号2023年12月号は、「現代詩年鑑2024」を予定しています。どうぞお楽しみに。