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2023年10月27日発売 現代詩手帖11月号

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【特集】世界のなかの左川ちか

対談
菊地利奈+中保佐和子 左川ちかの翻訳をめぐる〈詩の進化〉

作品
唐作桂子 失はれた遊園地 AT A LOST LUNA PARK
青柳菜摘 みどりの揺籃
カニエ・ナハ 青木緑子
小磯洋光  My Life as Music in a Chambe
(誌面構成=佐野裕哉)

論考
エリス俊子 飛び立つ、左川ちか 翻訳と転生
中村和恵 ジャズ、エロス、投げられるわたし 左川ちかのミナ・ロイ
森山 恵 言語とともに廻転する生きものたち
島田 龍 左川ちかの翻訳/左川ちかを翻訳すること 複言語としての詩の可能性

【特集】『私の女性詩人ノート』を読む

対談
たかとう匡子+文月悠光 個を生きる、不条理の時代に 『私の女性詩人ノート』三部作をめぐって

論考
小池昌代 戦争の作品化と〝遅れ〞について
時里二郎 ポエジーの種火を求めて たかとう匡子『私の女性詩人ノート』をめぐって
河津聖恵 詩への情熱が紡いだ星座
松尾真由美 女性詩人たちから女性たちの生き方へと

巻頭詩
杉本真維子 黒目川、膝折、 第31回萩原朔太郎賞受賞第一作

連載詩
高橋睦郎 あくまでも狂言 ウィリアム・シェイクスピアに
川満信一 寿限無 寿限夢 言語破れて国興るか
平田俊子 まあ、よかあ なにが詩それが詩
山尾悠子 無限の図書館 鏡の中の鏡
井戸川射子 地をかき混ぜ、土に風通し いい運搬

連載
蜂飼 耳 代弁する声と構成意識 野崎有以 詩の現在へ
高良 勉 アイヌ民族現代詩へ 琉球弧から・最終回
桑田光平 黒い火山、あるいは詩の大地  セシル・クロン 声を集めて――フランス語圏の詩人たち・最終回
野崎有以 そごう・西武労働組合によるストライキの実施を支持する  「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]最終回

対談合評
峯澤典子+山田亮太 変化しつづける未来へ 新人作品合評

書評
豊﨑由美 一、二、三、詩〜っ 広瀬大志『毒猫』
広田 修 ロゴスとピュシス 山本育夫『ことばの薄日』『こきゅうのように』
渡辺めぐみ 神への宣誓書 安俊暉『灯心草』
荒木時彦 詩論における、好き嫌い 髙塚謙太郎『詩については、人は沈黙しなければならない』
赤司琴梨 修復と越境 大崎清夏『目をあけてごらん、離陸するから』

月評
北川朱実 清冽な地下水に触れた 詩書月評
一方井亜稀 やがて消えゆく 詩誌月評
笠木 拓 くるしみの花器にこそことばを 染野太朗『初恋』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 まなざしの切実さ 山口昭男『礫』、野名紅里『トルコブルー』 到来する言葉[俳句]

新人作品
11月の作品

表紙・扉・目次写真=マーサ・ナカムラ
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年12月号は、「現代詩年鑑2023」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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