2021年6月28日発売 現代詩手帖7月号

夏の作品特集――現代詩の歳月
◎小詩集
谷川俊太郎 はらっぱ 他六篇
白石かずこ 奈緒美 他四篇
◎長篇詩
中江俊夫 合奏 他一篇
安藤元雄 惠以子抄
◎作品
田中清光 ラテルネ
安水稔和 西風
嶋岡 晨 わたし=束子
新倉俊一 三つの風景
片桐ユズル 憂き世の旅人 他三篇
有馬 敲 ある日
秋山基夫 春夏秋冬
高良留美子 老女は語る
新藤凉子 ふくら雀の唄
岩成達也 マヌカ・ハニー
粕谷栄市 椅子に襲われた男
倉橋健一 姉さんの棲み処
北川 透 ずれていく花瓶
鈴木志郎康 五つの詩
渡辺武信 存在との異和
高野民雄 コロナ禍のソネット
井川博年 遊園地 他一篇
◎アンケート
いま、どう過ごしていますか/これからの詩に思うこと
◎新連載詩
文月悠光 海のつくりかた 痛みという踊り場で
◎連載詩
松浦寿輝 人外詩篇18
落合多武 繭都合の光学 N(皮剝物語)
◎連続対談
豊﨑由美+広瀬大志 賞 must go on 詩の賞をめぐって カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!
◎鼎談
田中庸介+宗近真一郎+永方佑樹 もうひとつの言葉の力
◎連載
飯吉光夫 ドイツの最新詩人たち 1 ヨーロッパ/ドイツの最新詩人たち
水下暢也 無題9 アレホ・モギランスキー『UN DIA DE CAZA』 散文を映像に
長田典子 旅に出る。 わたしが詩を書くとき
華雪 すべては簡単すぎて見えない 目黒裕佳子『二つの扉』 詩集偏愛図書館
藪内亮輔 修辞の檻の中で花を 魚村晋太郎『バックヤード』 昏れてゆく短歌
福田若之 端切れの厚み 木田智美『パーティは明日にして』、髙柳克弘『究極の俳句』 句がふるえるあいだ
◎追悼・小沢信男
井川博年 小沢さんと〈詩〉
◎月評
松尾真由美 輪の広がりの内と外 詩書月評
奥間埜乃 襞よる手 詩誌月評
◎新人作品
7月の作品
◎新人選評
岡本啓 目は瞬間にふれる
小池昌代 詩の心臓
表紙作品=川内理香子
表紙デザイン=戸塚泰雄
定価1430円(本体1300円)
次号2021年8月号は、特集「「荒地」から考える」を予定しています。どうぞお楽しみに。