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2021年5月28日発売 現代詩手帖6月号

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【特集】詩≒美術?――美術と詩の新しい関係

対談
田野倉康一+小山登美夫 詩と美術、遍在するポエジー

特集作品
イケムラレイコ ゆめごとひめごと
母袋俊也 これは僕の内側でおきた出来事 プルプルの天使
吉原悠博 白
内藤 礼 (同じようなことが…)
白井美穂 菱形のタペストリー/アーガイル
福田尚代 雪崩の王
落合多武 architecture, sculpture & something 製作覚書ノートから
石田尚志 鈴木志郎康の映画から/おもしろいせかい
衣川明子 2019 メモ
木下理子 空気の底

エッセイ
川口晴美 空洞に生まれて響くもの イケムラレイコの美術と言葉
柏木麻里 世界と存在を愛する
藤原安紀子 詩学序章ハルカニ未満
カニエ・ナハ 表紙解題  「現代詩手帖」二〇二一年上半期
水沢なお 次は惑星として出会おう

論考
江尻 潔 詩の詩
京谷裕彰 琥珀色の宇宙に揺れる布 天牛美矢子・森山佐紀・山西杏奈

連載詩
松浦寿輝 人外詩篇 17
マーサ・ナカムラ 抒情と文字列 柔らかな壁を押す

受賞第一作
鈴木ユリイカ 二十代の頃 第39回現代詩人賞受賞第一作
蜆 シモーヌ 王女白梅 第59回現代詩手帖賞受賞第一作

作品
秋 亜綺羅 人形痛幻視
さとう三千魚 hibari
森 文子 柿ひと枝
今村秀子 みずしぶき

対談
岡本 啓+森本孝徳 言葉の風鈴、詩の巣穴

連載
ヨーロッパの最新詩人たち 2 ヨーロッパ/ドイツの最新詩人たち

クリティーク
池上貞子 木島始と中国
青柳菜摘 アンティゴネーも、わたしたちも、見えない声の方へ。 Port B『光のない。―エピローグ?』

書評
菊地利奈 私たちが帰る場所 山崎佳代子『海にいったらいい』
堀内正規 はるかかなたへ 和合亮一『Transit』
松本秀文 新しい現代詩様式 TOLTA『閑散として、きょうの街はひときわあかるい』『新しい手洗いのために』
河津聖恵 命の蘇りのトポロジー 水田宗子『白石かずこの世界』『富岡多惠子論集』『詩の魅力/詩の領域』
吉田文憲 見事な構造分析 岡村民夫『宮沢賢治論 心象の大地へ』
島田 龍 瑠璃色の彼方へ 秋山圭『「ウルトラマリン」の旅人――渡良瀬の詩人 逸見猶吉』

リレー連載
中村隆之 震えとしての言葉 いま、世界で[フランス語圏]
海東セラ 息を吸う わたしが詩を書くとき
榎本櫻湖 ひとの骨と声をめぐるメモ 土橋芳美『痛みのペンリウク 囚われのアイヌ人骨』 詩集偏愛図書館

連載
綾門優季 欠かせない営みが欠けたとき 闇雲に言葉を選ばないで
福田若之 ふるえを生きる 『阿部青鞋俳句全集』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 愛おしい世界を通してきみを詠う 谷川由里子『サワーマッシュ』 昏れてゆく短歌

月評
松尾真由美 ジャンルからジャンルへと 詩書月評
奥間埜乃 手繰る手 詩誌月評

新人作品
6月の作品

新人選評
小池昌代 笑いと解放の詩
岡本 啓 詩の地平

表紙作品=イケムラレイコ
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2021年7月号は、「夏の作品特集――現代詩の歳月」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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