2020年5月28日発売 現代詩手帖2020年6月号

【作品特集】新鋭詩集2020
◎長篇詩
水沢なお 透明な種族――第25回中原中也賞受賞第一作
◎作品
青柳菜摘 仮語
浅見恵子 砥ぐ夜
石松 佳 笑い水
犬飼愛生 B面
岩倉文也 この朝を越えれば
大野南淀 人夫の談合
奥間埜乃 つややかに夜目ひらくヴェガ一行の記
神山紗良 手と 空と
佐々木貴子 鏡
川島雄太郎 個室 他二篇――第58回現代詩手帖賞受賞第一作
紫衣 移動撮影――第58回現代詩手帖賞受賞第一作
ふくだぺろ うしなわれたきょりはわたしたちは|lost distance we are retina are
藤本 徹 ルミナン坂の途中で
古溝真一郎 四月
柳本々々 幽霊の主語はわたし
◎対話
水沢なお+カニエ・ナハ 新たな関係性の入口で
◎論考
渡辺玄英 不確かな世界の中の〈私〉――マーサ・ナカムラと水沢なお
◎アンケート
新鋭詩人2020 profile
【小特集】石原吉郎からの7つの質問
◎インタビュー
岡田芳郎 「ロシナンテ」の頃
◎新資料
石原吉郎 質問詩
◎質問に答えて
郷原宏、廿楽順治、野村喜和夫、蜂飼耳、文月悠光、細見和之、松下育男、宮川朔、森田和磨
◎巻頭詩
瀬尾育生 草稿
◎連載詩
吉増剛造 〝もも、・・・桃木、・・・宇宙に、・・・ゆっくり、・・・引っ掛って、て、・・・!〟 VOIX/声
松浦寿輝 人外詩篇 6
イケムラレイコ いかりがひかりになりうるからか das Meeres kind
藤原安紀子 マーブル地図/緑の蔭 ツクノママ、とおい非においての短詩文
◎作品
川田絢音 野狐
金石 稔 詩二篇
田 原 夢の句読点
君野隆久 やどる
◎連載対談
豊﨑由美+広瀬大志+川口晴美(ゲスト) シン・ポエム――サブカル詩の黎明 カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!
◎書評
岡本勝人 「交野が原」に問いかけられた詩の発生する場所――金堀則夫『ひの石まつり』
立原透耶 かなたへ通じる世界観――広瀬大志『ライフ・ダガス伝道』
大崎清夏 孤独を分けあう――『ホモサピエンス詩集――四元康祐翻訳集現代詩篇』
尾久守侑 罪悪感の先に――町屋良平『坂下あたると、しじょうの宇宙』
◎新連載
依田冬派 人間に向かっての自然の一投 架空書店[Librairie imaginaire]
◎連載
横木徳久 もどき、だましの死生観――厄災のさなかで いま、世界で[ポルトガル]
水下暢也 無題3――草野なつか『王国(あるいはその家について)』 散文を映像に
小笠原鳥類 鮮やかな発見の笑い わたしが詩を書くとき
山﨑修平 メリークリスマスKEIさん――『ロートレアモン全集』 詩集偏愛図書館
外山一機 ハイクが試されるとき――アラン・ナカガワ“Social Distance, Haiku, and You” 俳句の静脈
◎月評
福田拓也 浮遊するひらがな、漢字の解体、「齧歯目の大きな口」 詩書月評
中島悦子 言葉という立体物 詩誌月評
◎新人作品
6月の作品
◎新人作品
時里二郎 言葉の行方
暁方ミセイ 言葉のバランス感覚
定価1430円(本体1300円)
次号2020年7月号は、特集「コロナ禍のさなかに/いま読みたい、この一冊この一篇」を予定しています。どうぞお楽しみに。