詩の本の思潮社

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2022年9月28日発売 現代詩手帖10月号

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【特集】詩への扉――3つの対話

対談
松下育男+峯澤典子 詩に帰る、自分に返る
マーサ・ナカムラ+水沢なお 詩のなかで探す、詩を遊ぶ
豊﨑由美+広瀬大志 詩は、結局、抒情だ! カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!・最終回

【小特集】松下育男『これから詩を読み、書くひとのための詩の教室』を読む

論考
阿部恭久 世界へ 肩から倒れそうに
梅﨑実奈 しょぼいたましい
石松 佳 これから詩を読み、書いてゆくわたしへ
谷口鳥子 「だらだら うろうろ わくわく」

巻頭詩
瀬尾夏美 宮城県伊具郡丸森町の戦後史2 声を汲む

連載詩完結
文月悠光 つまらないこと 痛みという踊り場で

作品
高橋睦郎 愛の勝利 オウィディウスへ
有働 薫 カラスと露草
江代 充 わたしの日を知るものはだれ#4 下絵抄
松浦寿輝 人外詩篇32
南原充士 わたし

新発見資料
那珂太郎戦中日記(下) 一九四三年九月九日―十八日 翻刻=日本現代詩歌文学館 注=小澤純

連続対話
酒井直樹+坪井秀人 「関係的同一性」から「種的同一性」への移行 荒地を荒地として生きること

連載評論
桑田光平 和解の詩 アラン・マバンク 上 声を集めて――フランス語圏の詩人たち

クリティーク
三原芳秋 一九二二――「荒地」と「意図」 百年後の〈いま・ここ〉で、ふりかえる
福島 亮 温め直すべき名前たち、ここにいる者たち 感応の詩人、エメ・セゼール(下)

連載
高良 勉 琉球弧の古典文学とは? 琉球弧から[インターポエティクス]
野崎有以 「健全な家庭」のしたたかさ 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]
中村菜穂 ペルシア詩の境域 いま、世界で[イラン]
福田若之 句帳と句集と 天沢退二郎『アマタイ句帳』/岸本尚毅『雲は友』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 こころごとうたう 大森静佳『ヘクタール』 昏れてゆく短歌

書評
結城正美 木を植えた詩人 連東孝子訳『W・S・マーウィン選詩集』
大掛文子 言葉の玉響、魂の原郷を目指して 安俊暉『武蔵野』
糸井茂莉 重たさから明るさのほうへ 峯澤典子『微熱期』
伊藤悠子 いたたまれないほど素朴な祈り 北原千代『よしろう、かつき、なみ、うらら、』
田中庸介 詩にとって短歌とは何か 倉橋健一『歌について――啄木と茂吉をめぐるノート』
岡野絵里子 世界よりも大きな書物 柴崎聰『詩人は聖書をどのように表現したか』

月評
須永紀子 新しい神話が生まれる 詩書月評
山﨑修平 詩の広さ 詩誌月評

新人作品
10月の作品

新人選評
小笠原鳥類 チチカブリはウキゴリ(魚)、詩ではないものは詩
森本孝徳 幽霊たち

表紙作品=横山麻衣
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2022年11月号は、「特集・琉球弧の詩人たち」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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