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2021年3月27日発売 現代詩手帖2021年4月号

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【特集】ケア――詩と災害Ⅱ

対話
吉増剛造+和合亮一 未来から差す光 石巻での対話
柳 美里+城戸朱理 私は既に死なのではないか メール往復書簡(上)
宮尾節子+佐藤幹夫 円を生み出す弧のことば
カニエ・ナハ+青柳菜摘 心を寄せる目

論考
瀬尾育生 疫学的な日々、数的な日々
宮地尚子 詩の「恥ずかしさ」について
西村ユミ ケア=詩の生成のかたち
清岳こう 心を開くことば 「ことばの移動教室」を通して
伊藤浩子 喪うということについて
駒ヶ嶺朋乎 パンデミックと人間
尾久守侑 stateを保存する
安住紀宏 巨魚にかえる Reborn-Art Festival――吉増剛造「詩人の家」/「roomキンカザン」 

受賞第一作
岬 多可子 遠足 第2回大岡信賞受賞第一作

連載詩
松浦寿輝 人外詩篇 15
マーサ・ナカムラ やぶれ網子 柔らかな壁を押す
作品
糸井茂莉 フランス組曲 定住のための方法論(部分)
矢澤準二 笑ふ 他一篇
進藤ひろこ かれの
小野絵里華 わたしは詩を書きたかった

連続対談
豊﨑由美+広瀬大志 カッコいいし、難解詩 カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!

クリティーク
金井雄二 詩の核となるもの 菅原克己の詩を読み返す(上)・詩集『手』

書評
鵜飼 哲 「災間期」の言葉の分解と官能 赤坂憲雄、藤原辰史『言葉をもみほぐす』
水島英己 何者かがやってくる 千石英世『地図と夢』
保坂健二朗 詩人の定義した家 海東セラ『ドールハウス』
竹内敏喜 声のありったけに耳をすます 白井明大・詩/カシワイ・画『いまきみがきみであることを』

連載
池田信雄 ゴムリンガーとジャコムッツィ いま、世界で[ドイツ]
福田若之 「野暮」の演技 井口時男『金子兜太――俳句を生きた表現者』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 ねじれ、歪む森の中で 『森岡貞香全歌集』 昏れてゆく短歌

レポート
松田朋春 まだまだつづく oblaatのコロナシフト

レビュー
宗近真一郎 「精神」=「労働」の過渡性をダンスする 笠井叡×高橋悠治「セッション」

月評
松尾真由美 こだわりから開かれの形象へ 詩書月評
奥間埜乃 象る手 詩誌月評

新人作品
4月の作品

新人選評
暁方ミセイ 漁火を灯して
時里二郎 言葉は私をどう映しているか


表紙作品=是恒さくら
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2021年5月号は、小特集「古典と現在」/「第59回現代詩手帖賞発表」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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