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第7回台湾現代詩ワークショップ/『Aな夢 鯨向海詩集』刊行記念「台湾詩新世代――現在詩と性の表象」

2018年12月10日

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第7回 台湾現代詩ワークショップ
『Aな夢 鯨向海詩集』(及川茜訳、思潮社)刊行記念
台湾詩新世代――現在詩と性の表象

台湾で旋風を巻き起こし、大ベストセラーとなった鯨向海『Aな夢』の邦訳刊行を記念して、
日台の新世代を代表する3人の詩人が、詩の最先端における多様な性の表現を語りあいます。

○出演
楊佳嫻、騷夏、山田亮太 ほか

○日時
2019年1月12日(土)13:00start(12:45open)

○参加費無料(予約不要)日本語通訳あり

○場所
大妻女子大学 千代田キャンパス(アクセス)
大学校舎G棟3階アクティブラウンジ THE HERTFORD ROOM(キャンパスマップ)

(JR市ヶ谷駅10分・東京メトロ半蔵門駅5分)

○内容
◆講演
山田亮太 『Aな夢』を読む
楊佳嫻 鯨向海とは何者か? そして後に続く詩人たち
騷夏 詩で性別を超える    *演題は仮題です。
◆座談会
楊佳嫻×騷夏×山田亮太(司会=及川茜)
台湾詩新世代――現在詩と性の表象
◆朗読会
出演者による自作詩および相互の朗読による、詩的交流のひとときをお楽しみください。

○お問い合わせ
chigamiki@gmail.com(三木直大)

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企画 台湾現代詩研究会 後援 思潮社
主催 東京台湾文学研究会/科研基盤(C)台湾現代文学における多元性の再構築


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Aな夢
90年代半ばに慧星のようにウェブにあらわれた特異な詩人の到達点、待望の完訳。 
本体2,300円+税 46判並製・176頁
詳細・ご購入はこちら

鯨向海(ジンシャンハイ)
1976年、桃園生まれ。詩人、精神科医。どこかあどけなさの漂う欲望を平明な言葉でつづって熱狂的な支持を得ており、その自在にイメージをあやつる筆力は高い評価を受けている。本書は第5詩集。2018年に最新詩集『毎日膨張している』を刊行。

Aな夢とは?――新たな愛と性と身体の方へ
台湾現代詩人シリーズ⑯『Aな夢 鯨向海詩集』(及川茜訳、思潮社)の刊行を記念して、第7回台湾現代詩ワークショップを開催いたします。
本書の著者・鯨向海は、台湾の若い世代に圧倒的な人気を誇り、性をめぐる独自の表現により後続の詩人に大きな影響を与えてきました。
そこで今回は、鯨向海詩のよき理解者で詩人・評論家の楊佳嫻さん、性と身体の過激で繊細な詩的表現の探求者である騒夏さん、ジャンルを越えて言葉の可能性を追求する詩人の山田亮太さんをお招きし、鯨向海の詩を起点に、性と身体をめぐるさまざまな詩の表象の現在を考えたいと思います。皆さまのご参加をお待ちしております。
――三木直大

出演者プロフィール

楊佳嫻(ヤンジアシエン)
1978年、高雄生まれ。国立台湾大学中文系博士、現在清華大学中文系助理教授。創作と評論のほか、台北詩歌節を主催するなど幅広く活躍している。鯨向海とならんで台湾の新世代を代表する詩人で、端正かつみずみずしい抒情に定評がある。詩集に『你的聲音充滿時間』『少女維特』『金烏』、散文集に『小火山群』などがある。

騒夏(サオシア)
1978年、高雄生まれ。8年ぶりの最新詩集『橘書』で「たったひとつの性別では満たされない」と宣言し、欲望の曼荼羅とともに詩を産み落とした。女性の身体を過激に繊細に表現し、大きな反響を呼んでいる。詩集に『騷夏』『瀕危動物』などがある。いま最も注目を集める若手詩人の一人。

山田亮太(やまだ りょうた)
1982年、北海道生まれ。2006年よりヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」での活動を始める。詩集に『ジャイアントフィールド』『オバマ・グーグル』(第50回小熊秀雄賞)。詩の可能性を拡張するさまざまな創作により、ジャンルを超えて活躍の場を広げている。