詩の本の思潮社

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イベント情報

ワークショップ 言葉の境界をこえる/詩とその翻訳をめぐって

2014年11月28日

日時:2014年12月5日(金) 15:00-17:45
場所:国際日本文化研究センター セミナー室1

レクチュア 「言葉の境界をこえる」 15:00-16:00
講師:伊藤比呂美(詩人)

ラウンドテーブル「詩とその翻訳をめぐって」 16:15-17:45
パネリスト:伊藤比呂美・新井高子・菊池利奈
司会:坪井秀人/進行:郭 南燕


現代日本の代表的な詩人の一人で、アメリカに在住し、欧米でも評価されるなど国際的に活躍している詩人、伊藤比呂美氏に「言葉の境界をこえる」というテーマで講演をしていただきます。加えて、伊藤氏が行ってきたような、日本語と英語など他の言語との境界をこえる詩の近年の動向について、特に詩の〈翻訳〉という見地から、詩人の新井高子さんや当該の研究主題に関わっている比較的若い研究者たちにも参加していただき、伊藤氏を交えてのラウンドテーブルを設け、議論を行います。言葉の境界をこえる詩的言語の可能性、その翻訳の意義と問題点や研究動向についての情報を共有して、議論を深めたいと思います。

入場無料、予約不要

ポスター→ http://research.nichibun.ac.jp/ja/images/pdf/141205_symposium.pdf
日文研へのアクセス:
http://www.nichibun.ac.jp/ja/information/access/index.html



カラフルな俳句、不思議な眼をした鳥たちのこゑ

2014年11月14日

日時:2014年12月13日(日)

出演:青木亮人×鴇田智哉×
田島健一×宮本佳世乃

場所:B&B(東京都世田谷区北沢2-12-4 2F)

料金:1500円(+1ドリンク)

詳細はhttp://bookandbeer.com/blog/event/20141213_takotoenchu/まで。


今年の一月から「現代詩手帖」に俳句時評を連載されている青木亮人さん。昨年『その眼、俳人につき』における、〈現代俳句研究〉という立場からの踏み込んだ俳句論に多くの人が瞑目しました。青木さんは、愛媛で文学の教鞭をとられていて、なかなかお会いできる機会がありません。

今回のイベントでは、青木さんを囲んで俳句について語らいたいメンバーが揃います。

田島健一さんは、青木さんの連載の中でも、「「意味」を求めて句作する愛好家ではなく、「解らぬから書く」(小林秀雄)地点に踏み留まろうとする実践者」であり、「「解らぬ」ことを共有する場所を創出しようとした末の表現」と紹介されています。



そして、鴇田智哉さんは、9月に『凧と円柱』を刊行されたばかり。『新選21』の刊行によって俳句の若手が紹介されて以来、たくさんの読者がこの第二句集を楽しみにしていました。宮本佳世乃さんは、鴇田さん、田島さんの俳句仲間であり、一昨年、『鳥飛ぶ仕組み』を刊行されました。

「カラフルな俳句」は、気心の知れたふだんのざっくばらんな会話のなかから出てきた田島さんの一言です。

いま話題の四人をお招きして、「カラフルな俳句」のその心、俳句の「わかる」と「わからない」の周辺、自分たちの考えるこれからの俳句について、自由にお話いただきます。

青木亮人:愛媛大学教育学部。俳句評論集『その眼、俳人につき』(邑書林)。「現代詩手帖」の俳句時評ほか、俳誌「翔臨」「円座」「白茅」「静かな場所」「100年俳句計画」等に連載。エフエムいたみ「ことばの花束」出演中、南海テレビ「モストのお天気歳時記」俳句解説。



鴇田智哉:2005年、第一句集『こゑふたつ』刊行(第29回俳人協会新人賞)。09年、アンソロジー『新撰21』の若手の一人に選ばれる。榮猿丸、関悦史とともに俳句ユニット「SST」を結成、三人による合作の発表なども行っている。2014年、句集『凧と円柱』刊行。



田島健一:俳句結社『炎環』同人。超結社「豆の木」参加。現代俳句協会会員。「たじま屋のぶろぐ」(http://moon.ap.teacup.com/tajima/)。2010年、アンソロジー『超新撰21』の一人に選ばれる。共著『無敵の俳句生活』がある。

宮本佳世乃:俳句結社『炎環』同人。超結社「豆の木」参加。現代俳句協会会員。2010年、合同句集『きざし』(ふらんす堂)、12年、句集『鳥飛ぶ仕組み』(現代俳句協会)刊行。山田露結、四ッ谷龍らとオンデマンドで「彼方からの手紙」刊行中。



詳細は