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第7回鮎川信夫賞が決定しました!

2016年02月29日

第7回鮎川信夫賞は、2月29日、日本出版クラブ会館で選考会が行われ、
蜂飼耳『顔をあらう水』思潮社
山内功一郎『マイケル・パーマー――オルタナティヴなヴィジョンを求めて』思潮社
に決定しました。
「受賞のことば」「選考経過」など、詳細は「現代詩手帖」2016年4月号に掲載します。
賞の贈呈式は、2016年4月22日(金)午後6時30分より、アルカディア市ヶ谷にて。

●第7回鮎川信夫賞・概要
*選考委員=北川透、吉増剛造
*賞金=50万円(各25万円)
*主催=鮎川信夫現代詩顕彰会
*賞の対象となったのは、2015年1月1日から同年12月31日までに刊行された詩集、及び詩論集(ただし翻訳、再版、選集、外国語によるものは除く)のうち、公募と推薦のあった109冊。第1次選考をへて下記10冊が最終候補作品となりました。
安藤元雄『樹下』(書肆山田)
近藤洋太『CQ I CQ』(思潮社)
蜂飼耳『顔をあらう水』(思潮社)
平田俊子『戯れ言の自由』(思潮社)
日和聡子『砂文』(思潮社)
森本孝徳『零余子回報』(思潮社)

河津聖恵『パルレシア――震災以後、詩とは何か』(思潮社)
細見和之『石原吉郎――シベリア抑留詩人の生と詩』(中央公論新社)
山内功一郎『マイケル・パーマー――オルタナティヴなヴィジョンを求めて』(思潮社)
若松英輔『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)

*受賞者略歴
・蜂飼耳 はちかい・みみ 1974年6月3日生
1999年、第1詩集『いまにもうるおっていく陣地』刊行。翌年中原中也賞を受賞し、2000年代の詩人たちの先頭をきって活動。以後、詩集に『食うものは食われる夜』(芸術選奨新人賞)、『隠す葉』。小説『紅水晶』、エッセイ集『おいしそうな草』、絵本『うきわねこ』など。
・山内功一郎 やまうち・こういちろう 1969年4月3日生
アメリカ詩研究を専門とし、日本現代詩にも批評の目を向ける。共著に『記憶の宿る場所――エズラ・パウンドと20世紀の詩』、訳書に『粒子の薔薇――マイケル・パーマー詩集』、監訳書に『「マイ・ライフ」より――リン・ヘジニアン詩集』などがある。