追悼 大野新氏
2010年04月14日
詩人の大野新（おおの・しん）さんが4月4日逝去されました。
1928年現韓国全羅北道群山府に生れる。群山中学校を卒業。敗戦により滋賀県に引き揚げる。旧制高知高校を卒業後、肺結核のため京大法学部中退。療養中から詩作。1954年滋賀県の「近江詩人会」および同人詩誌「鬼」に所属。1962年京都にて同人詩誌「ノッポとチビ」を清水哲男らと創刊。石原吉郎、天野忠らと交流。詩集に『階段』（1958）『藁のひかり』（1965）『家』（京滋で初のＨ氏賞・1977）など。評論集に『沙漠の椅子』(1977)など。『現代詩文庫81巻 大野新詩集』は上記３詩集に『犬』を全篇収録。ほか未刊詩篇、随想、作品論＝杉本春生、詩人論＝青木はるみを収録。
定価1,223円（税込）
四六判変型160頁
ISBN 978-4-7837-0780-6
1984年7月刊 品切れ