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水島英己『小さなものの眠り』

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この場所から


忘れた世界、見捨てられた世界で息づく小さなものたち
何かが起こり、何かが生み出される
きみは待っている、そういうときこそ
人生はいつも豊かで確かなのだ
(「坂」)

「場所の場所性ということを第一にし、そこに君の主体や問題などをありのままに置いてみること、そこから出発したらどうか」(「ノート3」)。生がふるえ、つながる魂の位置を探り、詩人の歩行はやまない。島尾敏雄、新井豊美、カヴァフィス、……はるかな思いを運んで、また歩きはじめる、この場所から――。装画・装幀=野崎秀登

本体2,200円+税
A5判上製・120頁
ISBN978-4-7837-3366-9
2013年7月刊

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