第5回鮎川信夫賞受賞!
ひきしぼり
ひたりこみ
ひびきわたり
ひたすら
ふみまよい ふりあおぎ
いつの間にかわたしは
少年のからだをとりもどしているようだ
(「throughout」)
「わたしは今、「その後」を生きているような思いでいる。…自分で自分の「その後」に始末をつけなければならないのだ」(後記)。詩人と、犬と、ことばと、ひかり、その交差するゆらめき、その歩行。もう戻れないところに来てしまった私たちへのささやかな祈り、25篇。装幀=中島浩
本体2,000円+税
四六判変型上製・96頁
ISBN978-4-7837-3359-1
2013年6月刊
