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ルイ・マクニース/辻昌宏・道家英穂・髙岸冬詩訳『秋の日記』

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ルイ・マクニース、2冊同時刊行!


僕は枯葉の散る方へ、燃えるかがり火の方へ向かい、
 より厳しい生活をもたらし、
木々の姿を露わにする死にゆくものたちの方へ、
 自由放任主義の萌芽を殺す霜へと向かう。
(「1(ひそかに……)」)

第二次世界大戦前の1938年8月から39年1月――季節は秋から冬へと移ろい、詩人の恋は終わりを告げ、情勢はしだいに暗雲に覆われてゆく。20世紀を代表する北アイルランド詩人ルイ・マクニースの最高傑作、危機の時代に描かれた長篇詩を緻密な翻訳と詳細な注釈で新たに送る。抒情とジャーナリズムの高度な結晶。

本体2,200円+税
四六判並製・202頁
ISBN978-4-7837-2627-2
2013年3月刊

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