たまゆらの魂揺らぐ旅の往還
雲の詩型の夏は ふいに
終っていた
越前 道守荘 社郷 狐川 私の景色
私の古里
(「雲、夏水仙」)
「どこから漏れてくるのだろう、儚く幽けく懐かしいこの声調は」(安水稔和)。『夕日魂』(富田砕花賞)、『雨師』全篇をはじめ、7冊の詩集を収録。此岸と彼岸を揺れうごく漂泊者の魂と、その遥かなる道行きを一望のもとに照らし出す。解説=広部英一、長谷川龍生、倉橋健一、福島泰樹、宮内憲夫。
本体1,165円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-0969-5
2011年6月刊
