みんなみんな 白いページに丁寧に 並んでいた 光だった (「夏の光」) 「自我の転換と爆発を、静謐な時の切れ間に飽くことなく冷静に求めて、白い紙の上を迸ろうとする意志。これこそが一方井の矜持であり、詩の気高さである」(和合亮一)。手持ちカメラがとらえた、自然光の言葉のざわめき。ヒカリの先の現代詩へ――。待望の第1詩集。
本体2,200円+税 四六判並製・98頁 ISBN978-4-7837-3234-1 2011年4月刊