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陳育虹/佐藤普美子訳『薄明光線その他』

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チカダ賞受賞詩人、待望の完訳


ごらん
庭をまるごと
野生に放つ
(「幾何学」)


「これらに共通するのは失われしもの、消え逝くもの、不可視のもの、すなわち不在のものを言葉によって喚び起こそうとする詩人の姿勢である」(訳者解説)
いま、名もなきものとなり、ひらかれた野生の庭へ――。歴史や災禍を捉えた機会詩、母の戦争の記憶が交差する長篇詩など、3つの章が織りなす深淵な世界。台湾を代表する、チカダ賞受賞詩人の到達点。

〇陳育虹氏、来日イベント開催決定!〈終了しました〉
3月22日(土)日台現代詩ミニセミナー「"Crossing"――言語、他者、未知へ」
3月23日(日)トーク&リーディング「わたしたちの詩の庭」

2750円(税込)
四六判並製・272頁
ISBN978-4-7837-2798-9
2025年3月刊

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