この身体 鎖を断ち切り 物語を逸脱して メタフォアは不在 (「八月の光」) 蝶や蝉の羽化の過程の感動に想を得て、日本では、死を彷彿させる八月を、産む、生命の月へと反転させる。乾いた、軽やかな言葉のなかに深い思想が滲む、日本の抒情詩の系譜に属さない、新しい詩のあり方を提出する。
2640円(税込)B6判並製・88頁ISBN978-4-7837-4586-02024年10月刊