詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 石田諒『家の顚末』
新刊情報

石田諒『家の顚末』

null


第1詩集


茎と葉と わずかに華奢な花
かたわらに女ふたりの立ち姿
ひそひそ話の声がする
(「喉のつかえ」)


たしかに見える、草むらのたくらみ、畳のおもねり。
たしかに伝わる、こぶしくらいのかたいくやしさ。
詩のねばりづよい息継ぎが、生の足場を大きく広げる。
――杉本真維子

父の失踪、母の急死、私は22歳で世帯主になった――。人生の起伏あるドラマの先に差し出される新詩集。装幀=二月空

2640円(税込)
四六判上製・96頁
ISBN978-4-7837-4588-4
2024年9月刊

本のご購入はこちらから