汚れたあしうらを どれほど洗い落としても 土地の痛みは消えないだろう (「遠い春」) 地震と津波と放射能と。突然襲ってきたあの日から十数年。この苦い水を、いつまでひとは飲み続けるのか――。現代詩人賞受賞作『夕焼け売り』から6年、待望の新詩集。装画=宮崎進
2860円(税込)A5判上製・136頁ISBN978-4-7837-4571-62024年6月刊