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八木忠栄『キャベツと爆弾』

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この一束を現実に向け、エイと突き出す


五月の空はふたりのもの
楽しいときは笑ってかつげ
悲しいときは泣き泣きかつげ
地球もまるごとかついでしまえ
(「ふたりの空」)


「入船亭扇橋さんは晩年、「落語は哀れ」と言っていたそうだが、「詩も詩人も哀れ」と言えないだろうか。泣き声、怒り声だけでなく、笑い声も「哀れ」だと思う」(「覚書」)。悲喜交々あわせ飲む38篇。およそ10年の詩作を収める、待望の新詩集!装画=八木奏乃、装幀=著者

2640円(税込)
A5判並製・128頁
ISBN978-4-7837-4522-8
2023年6月刊

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