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山本育夫『HANAJI 花児 1984-2019』

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乱舞する言葉


こうして、四たび、眼は悼んでいく、眼は、たがねのように、ぶち切りやがて錆びついていく、それから音たてて引き下げる、――。
(「たがねの眼」)

時空を超えて召喚された、飛び跳ね駆けまわり跋扈する花児の物語。その軌跡は身体と交錯し、詩語のゆくえを現在に問う。刊行時吉本隆明の称賛を受けた『ボイスの印象』、30年の時を経て公開された『新しい人』に新作『花児』を加え、いまあらわれる、知られざる3部作の姿。装幀=甘利弘樹

4400円(税込)
A5判上製・360頁
ISBN978-4-7837-3782-7
2022年2月刊

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