中尾太一『詩篇 パパパ・ロビンソン』
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ぼうけんの足跡
ぼうけんの足跡
この「森」で僕は今、それが必ずしも血路ではない「寄り道」に、架空のヒトヒトふたり(「師弟」)をあらためて投影しようとしている。
(「残滓から」)
閉ざされた冬の、コトバの森。方位なき地形をめぐり、生きものたちは「詩」と邂逅する――。今世紀の詩の杣道を、群をぬく光速言語で切り拓いてきた詩才が、未知の詩行のピークへ、真正の自由を賭けて実践してゆく。新境地をあらわす、著者はじめての神話=ファンタジー詩篇!装幀=菊地信義
〇同じ著者によって
『フロム・ティンバーランド』
現代詩文庫『中尾太一詩集』
本体3200円+税
四六判上製・210頁
ISBN978-4-7837-3714-8
2020年9月刊