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榎本櫻湖『Röntgen、それは沈める植木鉢』


どこまで歩いても樹海


けれどもなにかしら、ことばならざることば、換言するならば、ものならざるものへの憧れが、有り体にいってしまえばいたって簡素な嫉妬こそがわたしを捕らえつづけていたのだった、
(「あわれ球体関節ケンタウルス」)

この知らないことば、この読めない文字、この詩はプラズマ――。廃都につづく古道の名前をおしえてくれるのは誰なのか。享楽のリズムに身をまかせ、放蕩をかさねる叛語の地勢図。超自然的エネルギーを放出してやまない、サクラコ新作品集。装幀=金澤一志

本体2600円+税
四六判並製・168頁
ISBN978-4-7837-3576-2
2017年7月刊

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