いのちに関わる
世界よ、旅立て──、
闇を呼び遙かな熊野灘をうねらせ
魂の皇帝は私たちの光をいっしんに促している
「本作は、私自身の言語の生命と外界の生命とが、呼び呼ばれ交錯し甘美な火花を散らした旅の、私なりの結実である」(あとがき)。他者と出会うざわめきと煌めきが詩のいのちを誘う。前作『新鹿』から一年、紀伊半島を巡り書き継いだ「フィールドワーク詩集」ふたたび――。写真=鈴木理策・装幀=倉本修
本体2,200円+税
四六判上製・96頁
ISBN978-4-7837-3174-0
2010年4月刊
