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冨岡悦子『ベルリン詩篇』


見つめられた現代史の真意


バベル ベルリン
はじめに 命令形が立った
命ずる者には 従う者がいて
叛く者があった
(「バベル ベルリン」)

「難問を手放さずに生き延びることは、とても難しい。それでもなお、言葉とともに向き合って生き延びたい」(「覚書」)。ルー・リードのアルバム、カフカの巣穴、躓きの石、さまたげる壁……。寓意が消えてゆく風景の果て、見つめられた現代史の真意。パウル・ツェラン研究でも知られる詩人の、27の詩篇。装幀=稲川方人

本体2,400円+税
A5判上製・118頁
ISBN978-4-7837-3525-0
2016年6月刊

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