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原田道子『かわゆげなるもの』


はじまりの故郷へ


織りこまれている〈あか〉 一層謎めいて

ヒトという種の量子現象につりあう 聞き覚くからくりなり
(「かごめ紋絵図」)

「いにしえの)原生林の)太鼓が 徴が動む/ぼうやがくるくると墜ちてゆくあやまちの、そう螺旋なのです//ねむっている神が あ あぁっ。と目覚めるほどの」(「鳥居くぐり」)。ちいさきものの方舟に曳かれ、始原の息吹をおろす――宇宙なる子宮のいのちの祭礼。第7詩集。装書=稲田浩子

本体2,400円+税
A5判上製・108頁
ISBN978-4-7837-3524-3
2016年6月刊

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