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宇佐美斉『清岡卓行の円形広場』


書き下ろし「詩人・作家」論


詩は青年期から最晩年にいたるまで一貫して主要な発信装置であったばかりか、彼が駆使した他のいくつかの表現手段を内部から支える核心として、終始活発に機能し続けたのである。この意味で清岡は、近代以降の日本の文学史を見渡しても、稀有な作家であったと言わなければならない。
(「序章」)

ポエジーを核に、詩と評論から小説へ、そしてさらに随筆、紀行文へと創造の輪をひろげ、ゆたかな文学世界をかたちづくる円形広場。長年、清岡卓行に親炙し、作品を丹念に読み解いてきた著者が、ライフワークとして取り組んだ、書き下ろし「詩人・作家」論の結実。装幀=清岡秀哉

本体2,400円+税
四六判上製・258頁
ISBN978-4-7837-3803-9
2016年6月刊

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