いつまでもいつまでも髪を洗い濡れた髪でそのまま千年の青い自然になろうか(「髪を洗う女」)「文貞姫の詩的な思惟は闊達で、詩語は堂々としている。それは四十年前に詩人としてデビューした時も今も全く変わっていない」(李崇源)。その女性的生命観、卓越した表現力、実存的自我によって、韓国現代詩の先駆をなしてきた詩人の、邦訳版アンソロジー。
本体2,400円+税 四六判並製・202頁 ISBN978-4-7837-2771-2 2016年3月刊