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沓掛良彦訳詩選『黄金の竪琴』

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第67回読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞!


白百合になりなばや
この身をば御手に取らせたまひ
飽かせたまへや君が御肌に
(テオファネース「百合」)


「詩の翻訳は詩を書かぬ私にとって、詩作に代わる営みであった」(まえがき)。古典詩の研究者にして狂詩・戯文作者でもある訳者が、時代と言語の境を自在に往来し、異邦の詩をみずからのことばに移し奏でる、風雅な愉しみの軌跡。古代インド、ギリシアから、中世、ルネッサンス、そして近代まで、半世紀にわたる訳業の集大成。限定1000部、愛蔵番号入豪華本。栞=阿部日奈子、有働薫。装幀=中島英樹。発行=大和プレス
【目次】
序文(高橋睦郎)/まえがき/
〈古代編〉 印度古詩二篇/アルキロコス詩抄/サッフォー詩抄/アルカイオス詩抄/ 『ギリシア詞華集』より/
〈中世編〉 『カルミナ・ブーラーナ』より/ トルゥバドゥールの愛の歌/クリスティーヌ・ド・ピザン詩抄/
〈ルネッサンス編〉ガスパラ・スタンパ詩抄/ルイーズ・ラベ詩抄/ベルネット・デュ・ギエ/デウリエール夫人/ヴィルデュー夫人/
〈近代編〉ピエール・ルイス『ビリティスの歌』より/
贅言・あとがきに代えて

本体7,400円+税
B5判上製函入・324頁
ISBN978-4-7837-2770-5
2015年7月刊 品切