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現代詩文庫『続続・新川和江詩集』

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80年代から現在までの代表作を網羅


両岸には大都市が繁栄していました
欲望に膨れた腹を剝き出しにした水死人が
浮きつ沈みつ流れてゆくのも目にしましたが
わたくしは尚 一滴の水にかわく者です
(「遠く来て」)


「新川和江の詩との出会いは中学1年の春、教科書の中だった。ぴんと立つ詩句を前に、自ずと背筋が伸びた」(文月悠光)。『ひきわり麦抄』から『はね橋』『潮の庭から』『けさの陽に』『はたはたと頁がめくれ…』『記憶する水』、最新詩集『ブック・エンド』まで――。女性詩人たちを牽引し続けてきた新川和江の現在を伝える。インタビュー=聞き手・吉田文憲

本体1,300円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-0988-6
2015年4月刊

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