2025年8月28日発売 現代詩手帖9月号
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【増頁特集】トリビュート☆谷川俊太郎Ⅰ 二十億光年の彼方へ
◎巻頭詩
谷川俊太郎 理想的な詩の初歩的な説明
◎座談会
佐々木幹郎+平田俊子+四元康祐+蜂飼耳 谷川俊太郎の詩をおおいに語り合う
◎アンソロジー
谷川俊太郎代表詩選
かなしみ/二十億光年の孤独/62/地球へのピクニック/殺意/これが私の優しさです/死んだ男の残したものは/鳥羽1/旅7/ピアノ/ののはな/かっぱ/りんごへの固執/私の家への道順の推敲/芝生/夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった14/ゆっくりゆきちゃん/かがやく ものさし/さようなら/はだか/あなたはそこに/魂のいちばんおいしいところ/父の死/北軽井沢日録/世間知ラズ/TGV à Marseille/座る/百三歳になったアトム/詩人の墓/自己紹介/さようなら/モンゴルのはじっこ/脱ぐ/普通の人々
◎トリビュート
北川透 谷川俊太郎の〈こころ〉の不思議
高橋睦郎 この人は 二十億光年の彼方から 彼方へ
三浦雅士 谷川俊太郎と宇宙
伊藤比呂美 生きているのは 谷川さんに木々のことを伝える
山崎佳代子 ヒューズが飛んで海があらわれた
栩木伸明 谷川さんには三回出会った
巻上公一 まばたくまもない眼差しで
田原 谷川俊太郎の詩をめぐる〈気づき〉
和合亮一 胡桃
御徒町凧+三角みづ紀 谷川俊太郎へのオマージュ連詩
久谷雉 silence
文月悠光 椅子 他二篇
暁方ミセイ 賑やかなる星の夜に
岡本啓 運行
◎新連載
田口麻奈 H街の子守唄 魚住文子の憂情 〈失われた街〉異聞
◎対談
清岡秀哉+日和聡子 父のいるところ――『幼い夢と』と『其処(そこ)』 「清岡卓行展」記念対談
◎クリティーク
恒川邦夫 エメ・セゼールの墓 カリブ海便り2
◎レビュー
林あまり 徹底的にひとり 流山児★事務所創立四十周年記念公演 平田俊子作「夜の左側」「ガム兄さん」
アクマタリエワ ジャクシルク 詩の静かな力 消滅危機言語ショル語とその叫び
◎イベント
飯沢耕太郎 新たな詩の現場へ 「KAMAKURA POETRY FESTIVAL 詩を」
◎連載詩
高橋睦郎 三つの絵 誤差と修正 村山槐多へ 三島由紀夫へ
古川日出男 時代の反歌マリア鴉 火歌 hiuta
◎連載
竹中優子 人称、感情、短歌の読みの幅について 靴下をはんぶん履いてねむる
青柳菜摘 セルフフォール セルフインプロヴィゼーション
◎書評
細見和之 「荒地」から考える 酒井直樹、坪井秀人『二十一世紀の荒地へ』
田中裕希 時空を跳躍する詩人 森山恵『むらさき野ゆき』
結崎剛 精神へまで称揚された落下 小林坩堝『落下の夢――vergissmeinnicht』
菊井崇史 辿られた詩のまたたく「場所」へ 福島直哉『星の身体』
◎月評
小峰慎也 子供たちは出てくるいっぽうだが 詩書月評
藤本哲明 Time Passes 詩誌月評
◎選評
久谷 雉 デッサン力
駒ヶ嶺朋乎 文脈の重奏
◎新人作品
9月の作品
表紙・扉写真=濵本奏
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン、扉・目次=佐野裕哉
特別定価1650円(本体1500円)
次号2025年10月号は、「「トリビュート☆谷川俊太郎Ⅱ――わたしたちの俊太郎さん」」を予定しています。どうぞお楽しみに。