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2021年12月28日発売 現代詩手帖1月号

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【作品特集】現代日本詩集2022

作品
中村 稔 晩秋感懐
谷川俊太郎 言葉に言わせる
安藤元雄 悲しみの枝
粕谷栄市 殺人
倉橋健一 末は野となれ山となれ
北川 透 ツァラトゥストラ擬きの実験 序
藤井貞和 孔雀石かな、藍銅鉱かも
佐々木幹郎 渦を巻く
荒川洋治 くび
井坂洋子 葦
瀬尾育生 老人
福間健二 二〇二一年の青い闇
吉田文憲 キバナコスモス
朝吹亮二 行方知レズ(時刻表)
伊藤比呂美 冬の星座
平田俊子 ヴァージニア
建畠 晢 ゴジラの洗面器と半分の家
野村喜和夫 世界以前
時里二郎 言語の胡桃 多可乃母里篇
池井昌樹 いきていた 他一篇
山崎佳代子 蛍となって
城戸朱理 みどりいろの燐光を曳いて
小池昌代 年末の仕事
四元康祐 色についてではなく色そのもの
蜂飼 耳 冬は続く さよなら、胡続冬
日和聡子 叢草通信
小笠原鳥類 きのこ、スポーツには肺魚が必要だ
杉本真維子 雷鳥考
藤原安紀子 聖半身
岸田将幸 西陽の大道
中尾太一 ムーアの月の下で
最果タヒ 猫戦争
暁方ミセイ 宿願
森本孝徳 モスクワの没薬
岡本 啓 オールトの雲
野崎有以 おしぼり屋のおじさん
石松 佳 昼夜兄弟

連載詩
高橋睦郎 愛する罪ゆえ ダンテ・アリギエリへ
松浦寿輝 人外詩篇23
文月悠光 安全装置 痛みという踊り場で
マーサ・ナカムラ 虎を迎える 柔らかな壁を押す・最終回

連載対談
吉増剛造+和合亮一 未知の、不確かなほうへ歩いていく 石巻から/浪江から

対話
酒井直樹+坪井秀人 国民語と天皇制 荒地を荒地として生きること

クリティーク
越川芳明 大きな緑色のトカゲ(上) 詩人ニコラス・ギジェンが捉えたキューバ

海外詩
舛谷鋭訳 英培安詩選

月評
須永紀子 まだ語られていないことを語る 詩書月評
山﨑修平 詩と遭遇する 詩誌月評

リレー連載
中塚鞠子 ふる里なんて灰汁だ わたしが詩を書くとき
北村岳人 疲労とかたわらのだれか 石川善助『亜寒帯』 詩集偏愛図書館

書評
山田兼士 矛盾を生きること 秋亜綺羅『十二歳の少年は十七歳になった』
田野倉康一 幻影というリアル 長田典子『ふづくら幻影』

連載
藪内亮輔 微量なる絶望 『真中朋久歌集』 昏れてゆく短歌
福田若之 芭蕉から〈写生〉を考える 小澤實『芭蕉の風景』(上・下) 句がふるえるあいだ

新人作品
1月の作品

新人選評
岡本 啓 一篇、その大きさ
小池昌代 詩は短い

表紙作品=川人綾
表紙デザイン=戸塚泰雄

増頁特別定価1650円(本体1500円)


次号2022年2月号は、特集「アメリカ詩の現在――多様性のリアリティ」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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