2023年2月28日発売 現代詩手帖3月号
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【特集】川口晴美、シスターフッドの未来
◎巻頭詩
川口晴美 舌打ちの練習
◎対談
川口晴美+菊地利奈 対話と連帯 嫌なこと、されたくないことは自分が決める
◎論考
野村喜和夫 川口晴美の現在
大田美和 この世界を踏み砕く魔法
森山恵 たしかな意志を持つ水
岩川ありさ 生きのびるために必要な場所 川口晴美「閃輝暗点」
そらしといろ 私たちの「ガールズワーク」
【特集】追悼 岩成達也
◎初期ノート
岩成達也 Cahier de Leonard より 解題・季村敏夫
◎レクイエム
季村敏夫 動 静
瀬尾育生 いくつかの記憶 岩成達也さん追悼
四方田犬彦 ヨハネ=マリア
時里二郎 流れる時間/降り積もる時間 『フレベヴリイ・ヒツポポウタムスの唄』を分水嶺に
◎連載詩
高橋睦郎 愛の真実 エロイイズへ
平田俊子 欠け事 なにが詩それが詩
井戸川射子 含まれ、やがて一致を目指す いい運搬
瀬尾夏美 陸前高田アーカイブ2011-2017 あわいのころに 声を汲む
◎受賞第一作
新井啓子 金色に燃えて 第24回小野十三郎賞受賞第一作
小野絵里華 若返る女 第11回エルスール財団新人賞受賞第一作
◎作品
鈴村和成 源氏物語ツイート集
唐作桂子 春のとおあさ
川上雨季 走る雪景
◎クリティーク
青本柚紀 分かれ道 フェミニズムとハンマーの共鳴性
◎エッセイ
岸田将幸 吉本隆明宅訪問記
◎連載
高良勉 詩と踊りの島 八重山群島へ 琉球弧から
西成彦 生きるか死ぬか 世界がゲットー化する時代に
桑田光平 マラケシュの夜 アブデルガニ・フェナンヌ 声を集めて――フランス語圏の詩人たち
野崎有以 ストーンズのフロントマン「抵抗」は梨の礫か? [インターポエティクス]
◎レビュー
林浩平 「典礼」としての朗読行為 映画『眩暈 VERTIGO』『背 吉増剛造×空間現代』
ふくだぺろ JUPE、詩的信頼 JUPE(Japanese UK Poetry Exchange)
◎書評
佐川亜紀 歴史と世界への長い旅 『高良留美子全詩 上・下』
江夏名枝 カタチを脱ぐ 大橋政人『反マトリョーシカ宣言』
奥間埜乃 絶対悪に抗して 添田馨『獄門歌』
柴田千晶 最中の爆弾 鎌田尚美『持ち重り』
山田亮太 いないことになっている人々の姿 千種創一『イギ』
田中さとみ 未知なる言葉へ 髙野尭『マルコロード』
◎月評
北川朱実 体の中に、帰る場所はある 詩書月評
一方井亜稀 そして存在すること 詩誌月評
笠木拓 やわらかな闇の外へと 水原紫苑『快樂』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 早産されたキメラ 岩田奎『膚』 到来する言葉[俳句]
◎新人作品
3月の作品
◎新人選評
小笠原鳥類 言葉との新しい出会いの喜びについて、そして最後に突如、棚夏針手
森本孝徳 無垢の壁、経験の鏡
表紙・扉・目次写真=望月遊馬
表紙デザイン=中島 浩
定価1430円(本体1300円)
次号2023年4月号は、「特集・天沢退二郎の彼方へ/ハンセン病の詩と文学」を予定しています。
どうぞお楽しみに。